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メディカルノート

唾液の質

こんにちは!ますだ歯科クリニックです。
前回、唾液の秘密についてお話しましたが
今回は、「唾液の質」について
お話していこうと思います。

唾液の質にこだわってみませんか?

唾液には、抗菌作用のある物質がいろいろ
入っていますが、IgA(免疫グロブリンA)の
量が1番多く入っています。

 

IgA(免疫グロブリンA)とは?
カラダを細菌やウイルスから守る、体内の抗体の
1種で口腔内粘膜や気道、腸管唾液のほか、
唾液、母乳、涙、鼻水、腸分泌液などの体液に
多く存在し、カラダの局所で感染症を
防いでくれています。
IgA(免疫グロブリンA)が増えると
感染予防に役立ちますし、
IgA(免疫グロブリンA)の量は、
唾液の質」を左右します。

唾液の質が下がる主な要因

1、ストレス
  慢性的なストレスは、
  IgA(免疫グロブリンA)の量を減らし、
  免疫力を低下させてしまいます。

2、激しい運動

過度の運動による疲労は、唾液中の
IgA(免疫グロブリンA)を減らし、
免疫力を低下させてしまいます。

3、血液の質の低下
前回、お話しましたが唾液には、血液の
成分の一部が移行してきます。
そのため、唾液の質は、血液の質に
左右されるともいえます。

IgAの量を増やすには?

1、腸の免疫力を上げれば、唾液の質も上がる!?
腸と唾液には、意外な関係があり、
腸管の免疫の状態と唾液腺の免疫の状態は
連動する」ことがわかっています。

腸管の免疫力が高まれば、唾液腺の免疫力も
高まります!!=唾液に含まれる
IgA(免疫グロブリンA)の量も
増えるのです!!

唾液中のIgA(免疫グロブリンA)が
増えると、細菌やウイルスへの抵抗性が
上がり、風邪やインフルエンザ、肺炎などの
感染症にもかかりづらくなります。

2、食品から腸の免疫力を改善しよう
免疫細胞の約70%が腸内に存在します。
腸管の免疫状態を改善するには、腸内の
細菌叢(さいきんそう)のバランスを
改善する食品が有効で、特に善玉菌を含む
発酵食品と善玉菌の餌となる食物繊維などを
摂取することをおすすめします。

発酵食品

ヨーグルトなどに含まれる、ビフィズス菌や
乳酸菌で作られたぬか漬け、納豆菌で作られた
納豆など発酵食品には、生きた善玉菌が豊富に
含まれています。そのほか、味噌や醤油、
キムチやチーズなど様々な発酵食品を
食べることで善玉菌を直接摂取することが
できます。

食物繊維が豊富な食材

食物繊維は、腸内にいる善玉菌の栄養源に
なります。

食物繊維には、水に溶ける水溶性の食物繊維と
水に溶けない不溶性の食物繊維があり、
善玉菌を増やすには、水溶性の食物繊維が
特に有効です。

水溶性の食物繊維を多く含む食品には、
ごぼう、ニンジン、ブロッコリーなどの
野菜類、豆類、イモ類、海藻、キノコ類、
果物などがあります。

また、オリゴ糖も善玉菌の餌になるため、
玉ねぎやネギ、アスパラガスなどの野菜や
バナナ、大豆などもおすすめです。

脂肪やタンパク質のとり過ぎに
          注意しましょう!

悪玉菌は、腸内環境に悪影響を及ぼします。
肉類などの脂肪やタンパク質は、悪玉菌の
格好の餌となるため、とり過ぎると悪玉菌が
増えてしまいます。

3、軽いエクササイズや有酸素運動をしましょう
ストレッチなどの軽いエクササイズ、
有酸素運動により、唾液中の
IgA(免疫グロブリンA)量を
高められることが知られています。

特にストレッチは、血行を良くし、カラダや脳の
機能をリフレッシュさせることもできます。

5~10分程の軽いストレッチを毎日続けるのが
良いです。

4、生活習慣の改善をしましょう
睡眠不足やストレスは、腸内環境を乱す大きな
原因だと言われているので、リラックスした
状態で十分な睡眠をとり、ストレスはなるべく
発散させるようにしましょう。

前回から、2回にわたり唾液についてお話して
きましたが、唾液を沢山出すことも
質を上げることにもよく噛むことが重要です。

噛めるお口が維持されていることが大切で
噛み合わせが悪ければ、それだけで咀嚼能率は
下がりますし、虫歯や歯周病があっても
しっかり噛むことはできません。

歯を磨くだけでは、カバーできない部分も
ありますので、お口の健康維持のためにも
定期的に歯科医院にて異常がないか
チェックしてもらいましょう!!

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