小倉北区の歯医者「ますだ歯科クリニック」

歯が抜けたまま放置していませんか?①

こんにちは!ますだ歯科クリニックです!
虫歯や歯周病が進行したり事故で歯が
折れたりするなど抜歯を余儀なくされる場合が
あります。
1本くらいなくても食べるのに
困らないし...
面倒くさいし痛くないから...
といって歯が抜けたまま放置していませんか?
しかし歯が抜けたまま放置していると様々な
問題が出てきます。
指にも1本1本役割がありますが歯にも
同じことがいえるのです。
今回は、歯の役割についてお話していこうと
思います。

歯の役割

成人の歯は、上下合わせて通常28本
親知らずと呼ばれる第3大臼歯4本を加えると
32本になります。
歯は食事するためにあるということは
多くの方が認識されているかと思いますが
それだけでなく他にも大切な役割があります。
歯ごたえを楽しみ、味覚を豊かにする
噛むという動作は、歯の大切な役割の1つでも
ありますがただ噛み砕いて
飲み込みやすくするだけではなく
「歯ざわり」「噛みごたえ」などの感覚に
よって味覚を助け、食事の楽しさも
広げてくれます。
歯が健康でよく噛めば、胃や腸に負担を
かけず栄養を摂ることができます。
また噛むことで脳を刺激し、頭の働きを
良くします。
発音を助ける
歯にも唇や舌と同じように発音を助ける役割が
あります。
もし上の前歯を失ってしまうとサ行・タ行・
ハ行・マ行が発音しにくくなり
コミュニケーションに支障が出て意思の疎通が
難しくなってしまいます。
顔の形を整え、表情を豊かにしてくれる
歯を失うと顔の筋力が衰え、表情が
乏しくなってしまいます。
歯があることで咀嚼筋・表情筋が
鍛えられることによって豊かな表情を
作ることができます。
また若いうちに歯を失うと、口周りに皺が
増えたり、頬がこけ実年齢よりも老けて
見えてしまいます。
しかし年齢を重ねても、多くの歯が
残っているとお顔も若々しく
アンチエイジングの効果もあります。

異物を感知する
歯で噛むと、他の物との硬さの違いで異物を
感知し、飲み込んでしまうのを防ぐ役割が
あります。

さらに歯の部位にも実は様々な役割を
担っております。

物を食べるときの歯の役割

3種類の歯の役割
歯の種類は大きく分けると切歯犬歯臼歯
分かれます。
1、切歯
切歯とは前歯のことをいいます。
上下の前方に4本ずつ計8本あります。
切歯は食べ物を噛み切る役割があります。
2、犬歯
前から3番目の歯で尖った形をしていて
糸切り歯とも呼ばれていて、上下合わせて
計4本あります。
犬歯は食べ物を切り裂く役割があります。
歯の根っこが一番長く、強度もあるので
噛み合わせを正常に保つ重要なポジションを
持っています。
また犬歯は噛み合わせたときに前歯や奥歯に
負荷がかかりすぎるのを防ぐ役割も
担っています。
3、臼歯
臼歯は小臼歯と大臼歯があり、臼歯とは
奥歯のことです。
小臼歯は犬歯の後ろにある歯のことで
上下左右それぞれ2本ずつの計8本あり
食べ物を引き裂く役割を持っています。
大臼歯は上下左右に2本、親知らずを含めると
3本ずつの計12本あります。
歯列の大臼歯(第3大臼歯)は、いわゆる
親知らずです。
※親知らずは生えてこない人もいます。
大臼歯は、前歯で噛み切った食べ物を
すり潰したり、細かくする役割を
担っています。
特に第1大臼歯は噛み合わせの安定のために
重要な歯といわれています。
もし大臼歯が1本なくなると、物を
噛み砕く能率は約40%も低下すると
いわれています。
食べ物を食べるときに大変重要な働きを
する歯なので、もし失ってしまうと他の歯に
大きな負担がかかってしまいます。
いかがでしたでしょうか?
日常生活で当たり前にできていたことが歯を
失うことで実は様々な影響を
及ぼしてしまうくらい、歯はとても重要な
役割を担っております。
歯はたった1本失われただけで正常な働きが
できません。
次回は、歯を抜けたまま放置するリスクに
ついてお話していこうと思います。
気になることがありましたらお気軽に
スタッフにご相談ください。
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