こんにちは!ますだ歯科クリニックです。
お子さんの仕上げ磨きにてこずっているという
お父さんお母さんはいらっしゃいませんか?
泣かれたり、暴れられたり、逃げられたり
お口を開けてくれなかったり...
「1日で1番つらいのが仕上げ磨きのとき...」と
なってしまわないためにも今回は、仕上げ磨きの
アドバイスをお届けします。
イヤイヤされるその理由は?
●歯が生えはじめた頃の赤ちゃんの
仕上げ磨きイヤイヤの原因は?●
赤ちゃんにとっては「最初の歯ブラシ」は
見たことも触ったこともない未知の「変なもの」です。
赤ちゃんからすれば「なんだこれは?!」という
感じだからです。
赤ちゃんは、おもちゃやぬいぐるみもまず
触ってみたり舌でなめたり
しゃぶったりしていますよね。
そうすることで異物を認識し納得しているのです。
歯ブラシをお口に使うことについてもまずは
納得してもらうことが大事です。
おそらく最初は、歯ブラシどころか人からお口を
触られること自体、慣れていないはずです。
赤ちゃんのお口は超敏感なセンサーで外からの
予期せぬ刺激には特に敏感なので指でお口の周りに
軽く触れたり、お口の中を覗かせてもらうことから
はじめて、慣れてきたら少しずつやさしく歯ブラシで
触れてみましょう。
●対策は?●
①スキンシップ
お口の周りに指で触れたり、お口の中を
見せてもらったりするスキンシップが仕上げ磨きの
よい練習になります。
②歯ブラシで驚かせないようにしましょう!
いきなり歯ブラシをお口に入れるとビックリして
歯磨き嫌いの原因になったりしますので
ちょんちょんと触れる程度からはじめて警戒心を
解きましょう。
③遊び感覚で少しずつ!
歌を歌ったり音楽を流したりして、楽しい雰囲気で
赤ちゃんのご機嫌のよいときに!
その時は、お父さんお母さんも笑顔でしましょう!
④興味を引き出してみましょう!
きょうだいやお父さんお母さんの歯磨きを
しているところを見せて、歯磨きへの興味を
引き出すのも効果的です。
●歯ブラシを使い終わったら!!●
赤ちゃんの手の届かない場所にしまいましょう!
興味を持って自分でお口の奥にいれたり
ヨチヨチ歩きのお子さんが手に持って転倒すると
大変危険です。
必ず注意をお願いします!
イヤイヤ期に突入!どう乗り切る?
2歳前後からはじまるイヤイヤ期。
この時期の仕上げ磨きはとても大変だと思います。
なぜそんなに仕上げ磨きを嫌がられるのか?
まずは、嫌がる理由から探っていきましょう。
—イヤイヤ期に突入したお子さんの
仕上げ磨きイヤイヤの原因は?—
考えられる理由の1つとして
●お子さんが成長し自我が芽生えたから!!●
仕上げ磨きだけでなく、ご飯もイヤ、着替えも
イヤなど自分の意思をハッキリいえるように
なったからです。
●自由に遊びたい!動きたい!●
自由な動きを制限されるのがイヤ、遊んでいたいと
いったお子さん側の事情があるのだと思います。
我慢が通じないこの困難な時期の行動を変えるには
歯磨きの時間が楽しいと思ってもらう
方法しかありません。
●磨く人の顔が必死で怖い!●
磨く間は笑顔で!
その方がお子さんの変化につながりやすいです。
●歯ブラシがあたって痛い!
磨く人の爪があたって痛い!●
歯ブラシがあたって痛い、爪があたって痛いといった
不快な経験があると、お子さんががんとしてお口を
開けない原因になってしまうことがあります。
—対策は?—
①ビデオや歌で楽しく!
楽しい雰囲気で仕上げ磨きをしましょう。
「おかあさんといっしょ」の定番ソングや人気の
「はみがきのうた」などお気に入りを
見つけてみましょう。
②好きなキャラクターの歯ブラシやいろんな味の
歯磨き剤を使ってみましょう!
子供向けの歯磨き剤やジェルでストロべリーや
グレープなどいろいろな香味のものが
売られていますのでいくつかそろえて
「今日は何味?」と選べると楽しくなります。
③磨く係を交替してみましょう!
いつもお母様が磨いているのならぜひお父様に!
忙しいお父様なら仕上げ磨きがお子さんとの
貴重なスキンシップにもなります。
④無理なときはお休みしましょう!仕上げ磨きは毎日が基本ではありますが機嫌が
悪いとき、疲れて寝てしまったとき、お熱が
あるときは無理することはありません。
虫歯は、毎日の積み重ねによってできるものです。
1日休むだけではできません。
「今日は無理!」という日は、「明日は必ずね」と
約束してお休みしましょう。
⑤褒めてあげましょう!
仕上げ磨きが終わったら「よく頑張ったね!」
「お口を大きく開けれてすごいね。」などと
褒めてあげましょう。
イヤイヤ期になると「自分で磨く!」と
俄然やる気が出てくるお子さんもいらっしゃいます。
自分ではうまく磨けないので仕上げ磨きは
必須ですがだからといって歯ブラシを取り上げず
このやる気を歯磨き習慣へとつなげていきましょう!
使い終わったら必ず、手の届かないところに
しまうことは忘れずにお願いします。
気になることがありましたらお気軽にスタッフに
ご相談下さい。