こんにちは!
ますだ歯科クリニックです。
歯の正しいブラッシング方法を
ご存知でしょうか?
今回は、「正しい歯磨きの基礎知識」について
お話します。
1、なぜ歯磨きをするの?
歯磨きの主な目的は、細菌の塊である
プラーク(歯垢)を取り除き、虫歯や歯周病を
予防することです。
プラーク(歯垢)は、虫歯や歯周病の
根本原因なのです!
歯磨きによってプラーク(歯垢)を
除去することでお口の中の病気やトラブルを
予防することができます。
プラーク(歯垢)は、歯面に付着しており
うがいだけで除去することはできないのです。
2、歯磨きの基本
<歯ブラシ取りかえ目安>
交換時期は、毛が広がってきたら、新しいものに
取りかえましょう。
新しい歯ブラシに交換しても1週間くらいで
すぐに毛が広がってしまう人は、力の
入れすぎかもしれないので注意しましょう。
<歯ブラシの正しい持ち方>
歯ブラシの基本的な持ち方は、鉛筆を
持つように握る持ち方です。
手の平で握るように持っても良いのですが
余計な力が入り、歯茎(歯肉)を
傷めてしまう可能性があるので
歯茎(歯肉)を傷めないためにも
鉛筆持ちで優しく磨きましょう。
<順番を決めて磨きましょう>
順番通りに磨いていれば磨き残しが
少なくなります。
時間をかけて磨いたとしても、歯ブラシが
当たっていない場所があれば、その場所は
磨けていないことになりますから
自分自身で覚えやすく手を動かしやすい
順番を決めて磨きましょう。
<いつ磨けばいいの?>
起床後、就寝前、もしくは、毎食後です。
特に就寝中は、唾液の分泌量が
減少するため、お口の中で細菌が
繁殖しやすい環境になってしまうので
外出などで日中、歯磨きができない方は
就寝前のブラッシングを一番
頑張ってもらえれば良いかと思います。
<歯間ブラシ・デンタルフロス・舌ブラシも
活用しよう!>
歯と歯の間のプラーク(歯垢)は、
歯ブラシだけでは除去することが
難しい場合があります。そういう場所には
歯間ブラシやデンタルフロスを
活用しましょう。
また舌に汚れが付着している時には、普通の
歯ブラシで舌を磨くと傷をつけてしまうことが
ありますので舌ブラシを使って除去しましょう。
<適切な歯の磨き方>
●ポイント1●
毛先を歯と歯茎(歯肉)の境目、歯と歯の間に
きちんと当て、小刻みに動かしましょう。
大きく動かすと細かい部分に当たらず、
磨き残しができやすくなります。
歯ブラシを動かす範囲は、5~10mm、
1~2歯ずつ磨きましょう。
●ポイント2●
150~200gの軽い力、毛先が広がらない
程度の力で磨きましょう。
<特に磨き残しの多いところは?>
歯と歯の間・歯と歯茎(歯肉)の境目・奥歯の
噛み合わせの溝です。
<歯ブラシの当て方>
●外側の当て方●
歯と歯ブラシが垂直になるように
きちんと当てましょう。
●歯と歯茎(歯肉)の境目の当て方●
斜め45度の角度で歯ブラシの毛先を
当て、左右に小刻みに動かして磨きましょう。
●前歯の裏側●
歯ブラシの先や根元を使って磨きましょう。
●奥歯の噛み合わせ●
噛み合わせ面のくぼみに毛先を水平に
当てましょう。
●奥歯の内側●
一番奥の歯まで毛先が届くように
意識しながら、小刻みに動かして磨きましょう。
毎日の歯磨きをしっかりすれば、歳を重ねても
丈夫な歯を保つこともできますのでコツコツと
頑張っていきましょう!!