歯を失ってしまい噛めない、また、入れ歯が合わない、わずらわしいなどと思っていらっしゃる方にインプラント(人工歯根を植える)治療を行っております。
当院は、ストローマン インプラントといって、日本歯科インプラント器材協議会にも加盟している信頼性の高いインプラントを取り扱っております。
また、インプラント手術時におきまして、歯科医師による術前診査、および全身管理には、医師による検査、診断を十分に行いますので安心してご相談下さい。
スイスのストローマン社で製造している1回法の代表的なインプラントで、1974年から臨床応用されています。インプラント体と骨との早期の結合が期待でき、早ければフィクスチャー埋入後約6週間という短期間で上部構造を装着することが出来、世界中で信頼されているブランドです。
入れ歯には、取り外し式の義歯を使用して失った歯を補う部分入れ歯と総入れ歯があります。
簡単に短期間で治療がでできることと、保険が適用されるので治療費が比較的安く済みます。
しかし、噛む力が自分の歯の20~30%程度になってしまうという大きな欠点があります。
部分入れ歯は、通常クラスプと言われる留め具を前歯や奥歯にかけて義歯を固定します。
クラスプを引っ掛けた歯に大きな力がかかるため、それが負担となり健康な歯を痛めてしまうことがあります。
また、他の歯にかけたクラスプ(金具)が見える場合があります。
総入れ歯の場合、上顎は口の粘膜に密着し、下顎は歯ぐきの上に装着します。口全体を覆ってしまうことになるので、食べ物の味や温度を感じなくなることがあります。
また、入れ歯が合わないと外れやすかったり、うまく噛めない、痛みがあるなどの問題が生じやすくなります。
インプラント治療の場合は、自分の歯と同じような感覚で噛むことが出来るだけでなく、顎の骨の部分にチタン製の土台(インプラント体)を埋め込みますので、入れ歯のように外れるということがありません。
見た目も自然で、金具が見えるといったことが無いので、口元への視線を気にする必要がなくなり、ストレスなくおしゃべりを楽しむことができます。
インプラントは自然の歯と同様に噛む力も失わず、メンテナンスさえしっかりしていれば、そのままずっと使い続けられるという点で長い目で見れば、メリットの大きい治療法と言えるでしょう。
CTで診断し設計した通りの部位にインプラントを埋入するシステムは、数年前からありました。
しかし、そのシステムには弱点がありました。骨の穴を開ける方向と、位置を決める「ガイド」を顎骨に固定するのですが、その為の外科手術が、インプラントを埋入する手術と同様か、それ以上に大がかりであることと、少しでも(1~2㎜程度でも)ガイドがずれると大きな失敗につながるというものです。ですから「ガイド」を使用して外科処置をするよりも、ガイドなしの方が明視下で行えるために、安全な面もありました。
今回のストローマン社のサージカルガイドのシステムは「歯」を基準にして、ガイドを製作するので「ズレ」の心配がなく外科処置なしで口の中にガイドを固定できるのが大きな利点だと感じています。
インプラント埋入部位も、1㎜以下の精度で行える様になるのも大きな安心につながっています。
治療にあたる前に、患者さんの3次元的な顎骨の形態を把握し、正確なガイドを作成するためにCT撮影を行います。
3次元の顎骨データをもとにコンピューター上でインプラントの埋入する位置を決定していきます。
また、埋入予定インプラントと最終上部構造(人工歯)の位置関係なども考慮しながら、将来の歯の形態をシミュレーションを行っていきます。
コンピュータ上のシミュレーションにて、インプラントの埋入位置が決定しましたら、当院の技工所で手術用のガイドと顎骨模型の作製を行っていきます。
そして、インプラントの埋入手術の準備を行ってまいります。
作製された手術用「ガイド」に従って順番にインプラントを埋入していきます。
シミュレーションなので埋入位置などもすべて決まっておりますので、時間もかからず、また歯肉を切開しないので出血なども少なく痛みなどもありません。
インプラントは医療費控除の対象であり、支払った税金の一部が還付されます。インプラント治療は自由診療なので、治療費用が高額になってしまいますが、確定申告を行えば、費用の一部が戻ってきます。
医療費が一定額(10万円、または所得が200万円以下の場合は所得の5%)を超えた場合には、医療費控除の対象となるので、領収書などを保管し、申請することをお勧めします。
まずはご来院いただき、小さな不安も疑問も、お気軽にご相談ください。