メディカルノート
洗口液について
こんにちは!ますだ歯科クリニックです。
皆さんは普段、洗口液は
使用していますでしょうか?
今回は「洗口液について」少し詳しくお話して
いこうかと思います。
洗口液とは!?
主にお口の細菌を殺菌するためや口臭を
抑えるために使用します。
洗口液を選ぶときの注意点は!?
液体ハミガキと間違えないようにしましょう。
どちらも液体で商品のボトルも似ているので
間違えやすいです。
—洗口液と液体ハミガキの見分け方は!?—
製品ラベルの製品名の下や成分表示の近くに
記載されています。
●表示の例●
【洗口液の場合】
洗口液と書かれており、製品名には
「マウスウォッシュ」「オーラルリンス」と
表記されていることが多いです。
【液体ハミガキの場合】
液体ハミガキまたは液体歯磨と書かれており
製品名には「デンタルリンス」と
表記されていることが多いです。
購入する際には表示をよく確認しましょう!
洗口液と液体ハミガキの違いは!?
【洗口液】
基本的には、歯磨きをしてから使用するお口の
ケア用品です。
お口に含み、うがいをすることで成分を歯や
お口の粘膜に作用させます。
細菌の繁殖を抑えることで歯周病や口臭の予防を
したり、お口の乾燥を防ぐ効果があります。
—注意点—
歯と歯の境目や歯と歯茎の間に溜まった
プラーク(歯垢)は、ブラッシングをしないと
取り除くことはできませんのであくまで
ブラッシングの補助的役割だと考えてください。
【液体ハミガキ】
使用してから歯磨きをします。
練り歯磨きのような泡立ちがなく、歯と歯の間の
細かい隙間にも成分が行き届きます。
研磨剤で擦ることもないので歯の表面を
傷つけることなくブラッシングすることが
できます。
歯周病予防に使用するなら!?
洗口液の効果を引き出すには、歯磨きとの併用が
理想的です。
歯周病は、細菌の塊である
「バイオフィルム(プラーク)」を原因とする
細菌感染症で細菌の毒素の作用により、歯茎に
炎症が起きたり、歯を支える顎の骨が
吸収されてしまいます。
バイオフィルムは、歯の表面に細菌たちが
集まってできる膜状の集合体で個人差は
ありますが、およそ48時間後から
形成されはじめます。
この膜は、歯周病菌などの細菌たちを外敵から
守るバリアとなり、洗口液などの殺菌成分は
バイオフィルムができていると
届きづらくなります。
洗口液を使う際には、このバイオフィルムを
物理的に壊さなくてはなりません。
そのために必要なのが歯磨きなのです。
用途に合わせた選択をしましょう!
洗口液を選ぶ際には「歯茎の腫れを抑えたい」
「口臭対策がしたい」などご自身が何のために
使用するのかを意識しておくと
選びやすくもなります。
長く使い続けるためには、味や刺激感も
考慮してみてくださいね。
場合によっては、2種類の洗口液を
併用するのもアリです!
洗口液が効果を発揮するには使用方法を
守る必要があります。
最近は、お口の健康を気にかける方も
増えてきて口腔ケア製品も多様に
なってきました。
洗口液は、手軽に使用できるので歯磨きに
プラスして普段のエチケットとして
使用するのも良いかと思います。
ホームケアに関しても何かわからないことが
ありましたら、スタッフにお気軽に
ご相談ください。
今回は「洗口液について」お話しましたが
次回は「洗口液の選び方や使い方」について
お話します。