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メディカルノート

効果的な歯磨き②

こんにちは!ますだ歯科クリニックです。
歯磨きの目的は、歯や歯茎の周りの細菌を
減らすことです。
今回も引き続き「効果的な歯磨き」について
お話していきます。

歯ブラシ、どう動かすのがよい?

虫歯予防と歯周病予防では、歯ブラシの
動かし方も変えた方が歯や歯茎を
傷めることなく効率的に細菌を除去できます。
また、子供の頃に教わった歯磨きのしかたを
大人になった今も続けている方は
いらっしゃいませんか?
歯周病が増えてくる大人には、大人向けの
歯磨きのしかたに変えていきましょう!
子供の歯磨き
虫歯予防がメイン!
●エナメル質がやわらかく虫歯に
なりやすいです。
●歯周病罹患率はとても低いです。
    ▼
ターゲットは歯面です!
虫歯予防にスクラビング法

歯面に歯ブラシ(デッキブラシタイプ)を
当てて小刻みに数ミリずつ動かしましょう。
力が入りすぎないように仕上げ磨きを
するときは鉛筆持ちでしましょう。
虫歯予防にフォーンズ法
小さなお子さんの自分磨きや簡単に
済ませたいときの仕上げ磨きにおすすめです。
大雑把ながら歯磨き剤のフッ素を歯に
広げる効果はバッチリです。
歯ブラシはデッキブラシタイプです。
ポイント
●デッキブラシタイプの歯ブラシ(子供用は
このタイプが多いです。)で歯茎を磨くと
お子さんが痛がって歯磨き嫌いになることが
ありますので仕上げ磨きは歯を
こすりましょう。
●フッ素配合歯磨き剤を使いましょう。
大人の歯磨き
虫歯予防と歯周病予防を!
大人の歯は?
●歯周病罹患率が8割越えになります。
●唾液に長年きたえられたエナメル質は
丈夫になります。
ところが歯周病の影響で歯茎がやせると
根もとの象牙質がむき出しになり
むしろ虫歯になりやすくなります。
●持病の薬の副作用で唾液による歯の
修復作用が十分働かない人が増えます。
     ▼
ターゲットは、歯面と歯周ポケットの両方です!
虫歯予防にスクラビング法
歯面に歯ブラシ(デッキブラシタイプ)を当て
歯の間に毛先を入れてから、小刻みに
数ミリずつ動かします。
歯周病予防にバス法
プラークのたまる歯と
歯茎の溝(歯周ポケット)や歯の間に
歯ブラシ(毛先が長いテーパード毛タイプ)の
先をやさしく差し込み、細かく動かします。
ポイント
●磨く力が強すぎると、歯が摩耗したり
歯茎が傷んでやせるといったトラブルの
原因になります。
グーで握らずに鉛筆のように歯ブラシを
持って磨くとゴシゴシ磨きになりにくいです。
●虫歯予防にはフッ素配合(1450ppmの
高濃度フッ素配合)の歯磨き剤が
おすすめです。
ローリング法
この方法は、実は歯面と歯と歯茎の境目の
清掃効率が悪いため、現在は
推奨されていません。
ではなぜ以前は推奨されていたかといいますと
日本に限らず、当時の歯磨き剤には非常に
硬い研磨剤が使われ、スクラビング法では
歯が摩耗しやすかったためです。
そこで次善の策として歯ブラシを
クルクル回して摩擦を防ぐローリング法が
推奨されました。
現在は、歯よりもやわらかくて除去効率も
高い研磨剤が配合され、歯磨き剤で歯が
摩耗する心配がなくなり、もっとも細菌の
除去効率のよいスクラビング法とバス法を
推奨できるようになりました。
毎日の歯磨きをより良いものにして大切な
歯を守っていきましょう。
気になることがありましたらお気軽に
スタッフにお尋ねください!
次回も引き続き「効果的な歯磨き」をテーマに
お話していきます。

 

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