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メディカルノート

噛めるお口で減らす糖と脂肪のお話➁

こんにちは!ますだ歯科クリニックです。
今回も引き続き
噛めるお口で減らす糖と脂肪のお話
ついてお話していきます。

咀嚼機能が落ちると筋肉・体力は
どう変わる?

筋肉の主成分はタンパク質です。
タンパク質の摂取が不足すると
「サルコペニア」になりやすいことを
ご存知でしょうか?!
サルコペニアとは、加齢によって生じる
筋肉量・筋力の低下のことで高齢者の体力や
運動機能を急激に低下させる、
転倒や
寝たきりの原因として問題視されています。
摂取したタンパク質を使って効率よく
筋肉量を維持するには、野菜に豊富に
含まれるビタミンやミネラルも
欠かせません。
奥歯を失うと、よく噛まないと食べられない
肉や野菜が苦手になる方が多いです。

年齢を重ねるほどお口の健康が体の健康に
大きく影響することをぜひ知って
いただきたいと思います。
怖い!サルコペニア肥満
サルコペニアの中でも深刻なのが
「サルコペニア肥満」と呼ばれる状態です。
よく噛めないためにやわらかい食事を好み、
糖質偏重の高カロリー低栄養食が続くと
肥満して血糖値と体脂肪率が上がり
糖尿病や動脈硬化の発症(重症化)の
リスクも上昇します。
そのうえ、タンパク質と野菜の摂取不足に
よって筋肉が痩せて体力が落ちてしまうと
持病の悪化と体力の低下という
ダブルパンチに。
やってみよう!サルコペニア度チェック
Check1
1、椅子に座り、手を使わずに片足で
  立ち上がれますか?
2、片足立ちで靴下がはけますか?
3、片足立ちで60秒間キープできますか?
1つでもできなければ、サルコペニアの
可能性ありです。
Check2
親指と人差し指で「指わっか」をつくり
ふくらはぎの1番太いところにあてます。
   ↑
  )指わっかがあまって隙間が
   |          できる。  
   |
  )指わっかとちょうどぴったり。
   |
   |
  )ふくらはぎが太くて指わっかが
   | とじない。
   |

治療後、噛めるようになってからも
ご注意を!

奥歯にインプラントが入ると、以前のように
「よく噛めるお口」が戻ってきます。
そうなると非常に気になることが急激な
体重の増加です。
入れ歯やインプラントの治療を終えた
患者さんに少なからず起きてくる
変化だからです。
噛まずに流し込めるやわらかい食事は、歯が
入っても食べやすいことに変わりは
ありません。
そのため、放っておくと治療後も奥歯が
なかった頃の食の好みが継続してしまいます。
定着した食習慣を改善するのは
難しいものですが、改善をしないとますます
メタボが加速し、動脈硬化や糖尿病などを
発症、または重症化させかねません。
治療が終わってよく噛めるようになったら
それまでの食生活を見直し、体に良い
食生活に戻していきましょう。

栄養軽視のダイエット、筋力低下に
気をつけよう!

ダイエットといえば「体重を減らすこと」と
思いがちですが1番大事なのは、体脂肪量を
減らすことです。
食事制限で真っ先に減るのは、実は
脂肪ではなく筋肉と水分。
栄養バランスを考えずに低栄養のまま
食事制限をすると、大切な筋肉や骨ばかり
減ってしまい、体力が落ちたり
骨折しやすくなりかねません。
筋肉が減ると基礎代謝が落ち
ダイエットする前よりもかえって
太りやすい体になってしまいます。
ダイエットをするなら過剰なカロリーだけ
押さえたら、後は筋肉が
痩せてしまわないように良質のタンパク質や
筋肉や骨の維持に必須なビタミン・
ミネラルをしっかり摂るべきです。
もう1つ大事なのは、適度な運動です。
健康な体は、バランスの良い栄養摂取と
運動なしには成り立ちません。
歯を失い、よく噛めなくなった方は
歯科治療で噛む機能を改善してバランスよく
栄養を摂り、適度な運動をこころがけて
理想的な体組成の維持に取り組んで
行きましょう!
年齢を重ねるほどお口の健康が体の健康に
大きく影響します。
ご自分では気づかないうちに大切な奥歯に
問題が生じているかもしれません。
歯科医院で虫歯や歯周病のチェックを
してもらいましょう!
奥歯で何でも噛める状態を維持して健康な
生活を送りましょう。
お口のことで気になることがありましたら
お気軽にスタッフにご相談ください。
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