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親知らずについて③
2024.01.15
親知らずについて③
こんにちは!ますだ歯科クリニックです。
今回は、親知らずを抜歯するメリット・
デメリットをお話していきます。
親知らずを抜歯するメリット
1、
痛みの緩和
親知らずが原因で起きていた痛みや不快感は
抜歯後に消えることがほとんどです。
2、
虫歯・歯周病予防になる
親知らずはお口の中の一番奥に生えてきます。
きれいにまっすぐ生えてくることが少なく
中途半端に少し顔を出した状態や横向きや
斜めに生えてきたりすることも多いです。
そのため歯磨きは、他の歯と比べてとても
難しく磨き残しなどによって虫歯や歯周病の
リスクが高くなります。
抜歯することによって、磨きにくかった
奥歯を磨けるようになり、虫歯や歯周病に
なるリスクを軽減することができます。
3、
噛み合わせの安定
親知らずが上下ともにまっすぐに
生えている場合は、噛み合わせは特に問題は
ありませんが上下どちらかの親知らずが
生えていない場合や斜めに生えている場合は
噛み合わせが悪くなってしまい頭痛、肩こり、
耳鳴りなどを引き起こす原因にもなります。
抜歯することによって、こういった症状が
改善する可能性があります。
4、
歯並びの悪影響を取り除く
横向きに生えたり、斜めに生えた親知らずが
隣の歯を圧迫することで歯並びを
悪くさせたり、顎関節症のリスクが
高くなります。
歯列矯正をおこなった人の場合、せっかく
治した歯並びがまた悪くなってしまうことも
あります。
歯列矯正をこれからはじめる方は、抜歯を
検討してみてはいかがでしょうか?
5、
口臭の予防
歯磨きがしっかりできないと親知らず周辺の
歯茎が腫れて炎症を起こします。
炎症が繰り返し引き起こされると膿が出て
口臭の原因となります。
抜歯することによって奥までしっかり
歯磨きができるようになるので炎症を
引き起こすこともなくなるため口臭が
改善されます。
6、
智歯周囲炎の予防
悪化すると炎症による腫れや痛みだけでなく
開口障害に発展する場合もあります。
抜歯することで予防できます。
親知らずを抜歯するデメリット
1、
抜歯後に痛みや腫れが生じる
上の親知らずはあまり腫れないことが
多いのですが下の親知らずの場合は、痛みや
腫れが出ることが多いです。
それは、上顎の骨に比べて下顎の骨は
とても硬いのと、横向きに生えたり
斜めに生えている状態で骨の中に
埋もれていると掘り起こすように抜歯しないと
いけないのと、場合によっては下顎の骨も
削らないといけないからです。
2、
ドライソケットになる可能性
抜歯した後にその部位の穴が塞がらずに
骨が口腔内に露出してしまう状態のことを
いいます。
歯を抜いた後には血が出ますがその血は
抜歯後の傷に血餅(かさぶた)という血液が
ゼリー状になったものができ、傷と穴を
守ってくれていますが、この血餅の形成が
不十分だったり、はがれ落ちてしまうと
強い痛みを感じます。
抜歯後に痛みが引かずに増すときは
ドライソケットの可能性が考えられるので
なるべく早めに歯科医師まで相談しましょう。
またうがいのしすぎにより、せっかくできた
血餅がはがれることもあります。
抜歯後は、強くうがいしすぎないように
注意しましょう!
3、
入れ歯・ブリッジの土台として
使用できなくなる
将来的にブリッジや部分入れ歯にする場合
支える歯が必要になってきます。
親知らずを抜歯してしまうと、歯を
失った際の選択肢が狭まる可能性があります。
親知らずがきれいに生えていて、しっかり
歯ブラシできる状態であればよいのですが
そうでない場合は、色々なトラブルの原因に
なってしまいます。
親知らずが生えてきたり、その影響で
違和感や痛みが生じる場合は、放置せず
歯科医院を受診することを
おすすめいたします。
気になることがありましたら
お気軽にスタッフにご相談ください。
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