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メディカルノート

効果的な歯磨き③

こんにちは!ますだ歯科クリニックです。
今回も引き続き「効果的な歯磨き」をテーマに
お話していきます。

歯磨き剤はなぜ使うべき?

丁寧に磨いていれば歯磨き剤は使わなくても
よいのでは?と思われている方も
いらっしゃるかと思いますが、現在国内で
販売されている歯磨き剤(医薬部外品)には
歯の結晶をより早くつくって
酸で溶けた(脱灰した)歯を
修復(再石灰化)してくれるフッ素や細菌の
繁殖を抑える殺菌剤などとても重要な
有効成分が入っているので歯磨き剤は
ぜひ毎日使っていただきたいです。
歯磨き剤というとよく話題になる研磨剤も
現在、薬局や歯科医院でふつうに売られている
医薬部外品の歯磨き剤でしたら、よほど強い
ヤニ取り効果のある製品でもない限り
歯よりもやわらかい高品質の研磨剤が
入っており、歯を摩耗させる心配は
ありません。
研磨剤にはバイオフィルムを落としやすくする
すぐれた効果があります。
歯の修復と効率的な細菌除去の観点から
歯磨き剤の使用をおすすめします。

1日に何回磨くと効果的?

1日3回歯磨きしているのに虫歯や歯周病に
なるという方もいらっしゃるかと思いますが
実は本当に効果のある歯磨きは
回数よりも質なのです。
科学的根拠のある歯磨き法は、最低でも
1日1回、しっかりとバイオフィルムや
プラークを除去することで回数だけ増やせば
効果があがるというものではないのです。
(ただし、歯磨きのたびにフッ素配合
歯磨き剤を使えば、フッ素による
虫歯予防効果は期待できます。)
細菌は就寝中に繁殖しやすいので就寝前の
歯磨きが効果的です。
最低でも1日1回は、虫歯菌と歯周病菌の
隠れている場所を意識して丁寧に磨き
フロスや歯間ブラシも使って
お掃除しましょう!

定期的なメンテナンス

毎日の丁寧な歯みがきにプラスして
歯科医院に3~4カ月おきに通い、歯と
歯周ポケットの中のクリーニングを
受けましょう。
歯石は半年もするとまたつきはじめ
1年後には硬くこびりつきます。
1年に1度の受診では、そのたびに
硬い金属による歯石除去が必要に
なってしまいます。
歯石除去の回数をなるべく減らすために
3~4カ月おきに歯科医院で歯茎の中を
洗ってもらいましょう。
3回にわたり「効果的な歯磨き」をテーマに
お話をしてきましたが、ターゲットの
虫歯菌、歯周病菌の性質と隠れている場所を
つかんだら、あとは実践あるのみ!です。
効率的に細菌を除去できる歯ブラシの
当て方、動かし方をおぼえて最低でも
1日1回はじっくりゆっくりと歯を磨いて
1日の汚れを落としましょう!!
気になることがありましたらお気軽に
スタッフにお尋ねください。

 

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