こんにちは！ますだ歯科クリニックです。
７月は、「詰め物・被せ物」について、２回にわけてお話していこうと思います。

今回は、「詰め物と被せ物の違い」や 「詰め物について」お話します。

詰め物と被せ物の違いは？

詰め物は、小さい虫歯を削り、穴が開いた場所を 補うために行います。

詰め物は、歯科用語で「インレー」と呼びます。
被せ物は、虫歯などにより、広い範囲で 失われた歯質を補うために歯冠全体を被せます。

被せ物は、歯科用語で「クラウン」と呼びます。
次は、詰め物の種類や素材、特徴をお話します。

歯の詰め物（インレー）の種類

【保険が適用される歯の詰め物】

●銀歯●

素材：金銀パラジウム合金

特徴
〇銀色なので天然の歯の間ではやや目立ちます。
〇お口の中が暗くなり、歯茎の色も黒ずむことがあります。
〇金属アレルギーを起こすことがあります。
〇やや精度が劣るので虫歯が再発することがあります。

●ＣＡＤ／ＣＡＭインレー●
素材：セラミック＋強化プラスチック

特徴
〇強化プラスチック含有のため、変色することがあります。
〇素材が柔らかいため、経過とともに磨り減ります。
〇コンピューターで歯の形を設計し、加工機でハイブリッドレジンのブロック材を削り出して作る詰め物です。
※保険適用ですが適用条件がありますので 　スタッフにお気軽にお尋ねください。

【自費診療（自由診療）の歯の詰め物】

●ゴールドインレー●

素材：高カラット金合金
特徴
〇金合金は、しなやかで歯との適合性もよく天然の歯に近い硬さで噛み合う歯を傷めません。
〇噛む力の強い奥歯での使用に向いています。
〇生体親和性が高く、金属アレルギーを起こす可能性は極めて低いです。

●セラミックインレー●

素材：セラミック（陶器）

特徴
〇金属の代わりに特殊なセラミックを使用する最先端の治療で、見た目に一番天然の歯に近く、歯先に透明感があり変色もしません。
〇生体親和性が高く、金属を使用しないため金属アレルギーの心配がありません。
〇手作業で作っていくので色調も周りの歯と合わせた色に仕上がります。
〇食物や歯垢（プラーク）が付着しにくいため衛生的です。

このように詰め物にも種類があります。

なるべくでしたら、ご自身の歯で食事を 楽しみたいと思っている方が多いと思います。
お口の中に補綴物を入れないためにも口腔ケアを しっかりして虫歯や歯周病を寄せ付けない歯に していきましょう！

次回は、「被せ物について」お話して いこうと思います。