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メディカルノート

初期虫歯②

こんにちは!ますだ歯科クリニックです。
前回、初期虫歯についてお話しましたが
今回は「初期虫歯は治せるの?」
「初期虫歯の予防のポイントは?」などを
お話していこうと思います。

初期虫歯は治せるの?

穴のあいた虫歯を治すには、削って人工物を
詰めるしかありませんが、まだ穴の
あいていない初期虫歯は、あるものを
利用すれば元の健全な歯の状態に
戻せる可能性があります。
そのあるものとは...
歯磨き剤でおなじみの
フッ素(フッ化物)」です!
フッ素には唾液中に存在すると
再石灰化のスピードを促進する働きが
あります。
虫歯は脱灰のスピードが再石灰化のスピードを
上回ることが原因ですので、フッ素で
再石灰化のスピードが上がると歯の結晶が
修復されていきます。
フッ素配合の歯磨き剤を使用することで
フッ素がもつ歯の修復促進作用で
初期虫歯で生じた空洞を時間をかけて
埋めていきます。
時間はかかりますが、白濁が薄くなり
見かけも元に戻る可能性があります。

初期虫歯の予防のポイント

歯磨きの見直し
歯磨きは、虫歯の原因となる
プラーク(歯垢)を落とすだけでなく
歯磨き剤に含まれるフッ素を歯に
供給する機会でもあります。
フッ素配合歯磨き剤を使っていても
適切に使えていなければ、その効果は
半減してしまいます。
虫歯ができてしまったという方は
歯磨きの仕方を歯科医院で
確認してもらうとよいでしょう。
食生活の見直し
「ダラダラ食べ」や「ダラダラ飲み」を
しないようにしましょう。
お口の中が長時間酸性になってしまうので
危険です。
虫歯には、甘いものを食べる「量」より
「時間」や「回数」が影響します。
飲食の時間や回数を意識しましょう。
フッ素配合歯磨き剤の使用
使う際に大切なのは
すすぎは少なくする」ということです。
すすぎが多いとせっかくのフッ素がお口から
洗い流されてしまいます。
「歯磨きの後はよくお口をすすぐ」と
教わってきた40代以降の方ほど
すすぐ回数が多いようです。
歯磨き剤は
高濃度フッ素(1450ppm)を配合した
ものを使いましょう。
お子様の初期虫歯の予防や修復のためには
定期的に歯科医院で歯にシーラントを
してもらったり、高濃度のフッ素を
塗布してもらうことをおすすめします。
シーラントは、奥歯の噛む面にある細かい溝を
あらかじめ充填し、虫歯になるのを
防ぐ処置です。
フッ素を塗布すると初期虫歯の進行を
止めるだけでなく、酸に対して強い歯に
することができます。

メンテナンスに通いましょう!
初期虫歯は、プロの目でないと
なかなか見つけられません。
日頃から定期的にメンテナンスに通い
チェックしてもらいましょう。
隠れ虫歯にご用心!
メンテナンスをおすすめするもう1つの理由に
レントゲンでしかわからない虫歯の存在」が
あります。
目で見ても実体はつかめずエックス線で
照らすことではじめてわかります。
こうした隠れ虫歯も歯科医院でないと
見つけられません。
初期虫歯は早期発見が何よりも大切ですので
お口の健康を守るためにも定期的に歯科医院を
受診することをおすすめします。
穴のあいた虫歯は、初期虫歯の延長線上に
ありますので初期虫歯の予防に必要なことは
虫歯の予防と同じです。
もう一度見直してみましょう。
もし、初期虫歯が見つかったら
進行しないよう一緒にケアを頑張りましょう!
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